過去記事のレシピでは、動物性食品を使用したものもありますが、最新の情報では、植物性タンパク質を推奨しております。
食肉は、大豆ミートや高野豆腐などに置きかえてみて下さい。順次新しいメニューなどと入れ替えていきたいと思います。

糖質制限とグルテンフリー・カゼインフリーについて

前回、遅延型アレルギーについて書いた時に、グルテンフリー・カゼインフリー(GF・CF)の説明をしました。

GFは小麦や大麦などを制限すること、CFは乳製品を制限することですね。


『2週間で体が変わるグルテンフリー健康法』(溝口徹 著 青春新書)には、日本では、ヨーロッパやアメリカのように小麦を米に置き換えるだけではうまくいかない、ということが書かれています。


なぜかというと、もともと日本人は米を主食としてきて、「糖質過多」のために「低血糖症」になっている人が多いという事情があるからです。


実際に溝口先生のクリニックに来る子どもたちの多くが低血糖症を抱えているのだそうです。その治療のためには「糖質制限」が必要になります。

ただ、子どもは活動量が多いので、あまり厳密に糖質制限をすると、エネルギー不足になります。
白米を発芽玄米に替えて、食べる量を半分くらいに減らして、そのかわりおかずを増やす、という方法がいいと思います。
てんぷらの衣に米粉を使うくらいは大丈夫だと思います。


CFもなかなか難しいものです。
牛乳、チーズ、ヨーグルト・・毎日食べたり飲んだりしている人も多いと思います。

お茶がわりにゴクゴク飲んでいるという人はお茶に替えましょう。
どうしてもそれらしいものが飲みたい、食べたいという時は、豆乳に少し甘味をつけて飲んだり、豆乳ヨーグルトなどの代替品を使います。


大体2、3週間がんばって続ければ、体からグルテンやカゼインが抜けていくようです。どんな変化が現れたか注意深く見てください。

これは、中途半端に制限しても効果が出ません。

期間を区切って、その間はきっちりと制限してみてください。学校へ通っている子どもさんなら、長期休みの時にやってみましょう。


執筆者:かがせみどり