過去記事のレシピでは、動物性食品を使用したものもありますが、最新の情報では、植物性タンパク質を推奨しております。
食肉は、大豆ミートや高野豆腐などに置きかえてみて下さい。順次新しいメニューなどと入れ替えていきたいと思います。

ワインに合うチーズ 〜シェーブルチーズ(ヤギチーズ)〜

これからの季節は、お酒やワインを楽しむ機会が増えますね。

こちらの記事ではワインに合うチーズ、中でもいま注目の「シェーブルチーズ(ヤギチーズ)」についてご紹介します。

「シェーブルチーズ」とはヤギ乳から作られたチーズのことです。

「シェーブル」とはフランス語で「ヤギ」を意味します。

チーズといえば牛乳を原料にして作られるものが一般的ですが、近年注目されているヤギ乳は、牛乳にはない素晴らしい栄養素があります。

簡単にヤギ乳の違いについてご説明します。

牛乳に含まれるたんぱく質や脂肪球は人の体では消化されのくいのですが、ヤギ乳に含まれるたんぱく質や脂肪球は他の乳に比べて小さいため、人の体で消化吸収されやすいのです。しかも最も母乳に近いため、赤ちゃんの離乳食から高齢者の介護食にも使われています。

ヤギ乳に含まれる脂肪酸はカプリル酸・カプリン酸・カプロン酸などの中鎖脂肪酸であるため消化しやすく、代謝も早いです。この中鎖脂肪酸が独特のクセのある酸っぱい風味の元となっています。

シェーブルチーズは人類最古の乳製品と言われるほど歴史は古いようです。

今回、ヤギチーズを購入したショップは、「チーズショップ ヴリア サヴァラン(高島屋 柏店1F)」です。

こちらのショップは首都圏にも店舗がありますので一部をご紹介します。

・メゾン デュ フロマージュ チェスコ(高島屋 日本橋店B1F)

・チーズショップ ヴリア サヴァラン(小田急百貨店 新宿店B2F)

・メゾン デュ フロマージュ チェスコ(高島屋 新宿店B1F)

・チーズショップ チェスコ(高島屋 横浜店B1F)

他にも多数あります。

チーズ専門店であれば最近はヤギチーズを取り扱っているショップも増えてきています。

また、国内で製造販売しているショップもありますし、ネットなどで購入することもできますので利用しやすいスタイルでお求めください。

 

今回購入したものは3種類のシェーブルチーズです。

1、フレッシュタイプ(メルシーシェフ フレッシュシェーブル ナチュレ)

原材料:生ヤギ乳、食塩、保存料(ソルビン酸K)

原産国:フランス

☆カッテージチーズのような風味、あっさりめで酸味がある、サラダ向き

ワインにも合うようにサラダ風にアレンジしてみました。黒胡椒やオリーブオイルをかけて召し上がりください。

 

2、白カビタイプ(グザヴィエ シャビシュー)

原材料:生ヤギ乳、食塩

原産国:フランス

☆程よい酸味と、少し甘みがある、表皮はゴツゴツしているが内部は白くてきめ細やか、マイルドな風味

チーズ自体にもほんのり甘みがあるので、ハチミツやジャムなどがよく合います。

 

3、セミハードタイプ(ベームスターゴート)

原材料:生ヤギ乳、食塩、ナタマイシン

原産国:オランダ

☆クセがなく食べやすい、優しく上品な味わい

そのままでも食べやすいですが、今回は軽く焼いて黒胡椒を振ってみました。

 

★購入時にチェックしたいポイント★

1のチーズに使用されている「ソルビン酸K」は保存料です。細菌やカビの繁殖を抑える働きがあり、発がん性の疑いもあります。

3のチーズに使用されている「ナタマイシン」は抗生物質です。国内で製造されるものには使用されないが、海外で製造されるチーズには使用されることがあります。チーズ表面に発生するカビを抑制するための表面処理剤。浸透性はほとんどないため、表面に残存します。

できれば添加物の入ったものは避けたいもの。すぐに体に影響のあるものではありませんが、購入する際には原材料名をチェックしてくださいね。

 

《 ひとくち栄養メモ 》

シェーブルチーズはビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸のほかミネラルも多く含んでいます。

牛乳から作られるチーズに比べて、葉酸は約3〜5倍も含まれています。

消化吸収が良い上に、栄養素も豊かですので、ぜひお試しくださいね!

 

執筆者:しいなゆきこ